AI三国志、開幕|ChatGPT・Gemini・Claudeに同じ質問を投げたら性格が出た

最近、ChatGPTがすごく進化している。

そう思ったきっかけは、ある日外でサイレンが鳴ったことだった。

「近所で火事でもあったのかな?」

以前の私なら、まずGoogleで検索して、
それでも分からなければX(旧Twitter)で検索していた。

というのも、少し前までのAIにこういう質問をすると、
「サイレンは火災や救急など様々な理由で鳴ることがあります」
みたいな、それっぽい一般論が返ってくることが多かったからだ。

もちろん間違っていない。

でも、私が知りたいのは一般論ではなく、
「で、実際に近所で火事はあったの?」
である。

そこで何となくChatGPTに聞いてみた。
すると検索が始まった。

そして返ってきた答えは、
「確認できる火災情報は見当たりません」
というものだった。

私はちょっと驚いた。
以前なら何となくそれっぽい説明をしていた印象だったのに、
今回は、
・確認できたこと
・確認できなかったこと
を分けて話している。

しかも、
「現時点で確認できる情報では」
という前提付きである。

なんだか急に真面目になっている。
いや、本当は前から真面目だったのかもしれないが。

とにかく、
「分からないことは分からない」
と言うようになっていた。
これは結構大きな変化だと思った。

ChatGPTがここまで調べてくれるなら、
「じゃあ、Geminiはどうなんだろう?」
と思った。
どういう風に答えてくれるのか気になって、同じように聞いてみた。

すると、こちらもちゃんとリアルタイムで調べてくれた。
結論もほぼ同じ。

なるほど。
Geminiもなかなかやる。

ここで私は余計なことを思いつく。
「で、結局どっちが優秀なの?」と思いGeminiに聞いてみる。

するとGeminiは、
「リアルタイムの検索・分析能力においては、
現在の生成AIの中でGeminiが非常に優秀です」
と、わざわざ比較表まで作って自信満々に言い放ってきた。
Googleの検索エンジンと直結している自負が、
これでもかと溢れ出ている。

私はそのドヤ顔の回答を、今度はChatGPTに見せてみた。
「Geminiが自分の方が優秀って言ってるけど」と。

するとChatGPTは、
「Geminiの回答には正しい部分もあるけど、
『Geminiの方が常に優秀です』というのは事実としては確認できません」
と、冷静なトーンでありながら、きっちり真顔で反論を始めた。
「どちらが強いかは質問内容によりますから」と、
大人の論理でマウントを返しにいくスタイルが実に面白い。

二者のバトルが始まったところで、
「そして最終的に、じゃあClaudeはどうなんだろう?」
と思い、さらに比較してみることにした。

こうして私は、3つ目のAIにも同じ質問を投げかけた。
Claudeも、同じように必死に調べてくれた。
該当情報がないと分かると、
警察のXや地元新聞へのリンクまで添えてくれた。
あわせて冷静な分析。
そして「AIを挟むより直接検索したほうが確実」と、
自分の限界を認めつつも、どこまでも丁寧で親切である。健気だと思う。

こうして私の中で、AI三国志が開幕した。

ただ、実際に比較してみると面白いことが分かった。
結論はほぼ同じなのだ。
誰かが圧勝するわけではない。
みんなちゃんと調べる。
みんなそれなりに優秀。

違うのは性格だった。

ChatGPTは、冷静に大人の論理で返す相談相手タイプ。頼りになるが、たまに真面目すぎる。
Geminiは、表まで作って自画自賛する自信満々タイプ。どこからその自信が来るのか。
Claudeは、リンク付きで代替案をくれる丁寧で親切タイプ。丁寧すぎて逆に心配になる時がある。

そんな印象を受けた。

そして今回、一番驚いたのは検索性能そのものではない。
AIが以前より、
「事実」
「不明なこと」
「推測」
を分けて話すようになっていたことだ。
少なくとも私にはそう感じられた。

半年前の私なら、
サイレンが鳴った時にAIへ聞こうとは思わなかっただろう。
でも今は普通に聞いている。

AIが進化したのか。
私が慣れたのか。
たぶん両方だと思う。

ただ一つ言えるのは、
次はどんな進化を見せてくれるのか、ちょっと楽しみになっている。

そしてきっと私は、また余計なことを思いつく。
「で、結局誰が一番優秀なの?」
と。

AI三国志、第2戦も近そうである。

【ついでに気づいたこと】
・AIが「分からないことは分からない」と言うようになっていた。以前より正直になった気がする。
・同じ質問を3つのAIに投げると、結論はほぼ同じなのに性格が全然違う。人間みたいだと思う。
・AIが進化したのか、私が慣れたのか、たぶん両方だと思う。

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