4月29日。
私は、生成AIパスポートの試験を受けた。
まず一言。
普通に、難しかった。
正直に白状すれば、もっと軽いものだと思っていたのだ。
「AIの基礎でしょ?」という、春の陽気のような生ぬるい温度感。
私が買ったテキストには各章ごとに一問一答があり、巻末には模擬試験もついている。
何度も繰り返してだいぶ点が取れるようになってきた。
「これはいける」と自信満々で試験に臨んだ。
だが本番は、言葉も難しかった。
テキスト以外からも出ている印象があった。
試験開始5分で、静かに冷や汗が流れた。
そもそものきっかけは、YouTuberの学識サロンまぁーさんの動画だった。
「生成AIパスポートという資格があるよ」という書籍紹介を見て、
そういうのがあるんだと初めて知った。
ちょうどLINEスタンプ作りにAIを使っている頃で、
「基礎くらいはちゃんと知っておいた方がいいかも」と思ったのが受験の動機だ。
勉強に使ったのはこの一冊。
「マンガで合格!生成AIパスポート テキスト&問題集」
マンガ形式で読みやすく、GUGA公認のテキストだ。
AI初心者のわたしでも受かりましたという帯の言葉に、私はまんまと乗せられた。
この「生成AIパスポート」、実はかなり利便性が高い。
オンライン受験なので自宅でOK。スマホやタブレットでも受けられる。
試験時間は60分、問題数は60問。受験料は11,000円(学生は5,500円)。
主催はGUGA(一般社団法人 生成AI活用普及協会)で、
年5回開催されているので申し込みのタイミングも選びやすい。
私は4月の受験を3月に申し込んだ。
つまり、準備期間はたっぷりあった。
なのに、やらない。
4月下旬にさしかかる頃、GUGAからメールが届いた。
「4月の受験予定日を忘れていませんか?」というリマインドだった。
忘れてない。
忘れてるんじゃなくて、最終日に慌てて受けるつもりだから大丈夫だ。
そう心の中で思いながら、メールをそっと閉じた。
結局、重い腰を上げたのは試験1週間前。
夏休みの宿題を最終日に泣きながらやる、あの典型的なパターンである。
本来は4月30日に受けるつもりだった。
だが、試験前々日の28日の夜に事件は起きた。
0時頃、いつも通りに眠くなった。
ベッドに入った。
……目が冴えた。シャキーンと。
全然眠れない。
悪戦苦闘していたら、ふと思いついた。
「そうだ、ヨガマットの上で横になってみよう」
我ながら謎の作戦だが、試してみた。
その日は寒かった。
布団なしで床に寝るのは普通に無理だった。
速攻で撤退してベッドに戻った。
結局その夜は1時間おきに5回起きた。
「もうどうしよう、助けて」という気持ちで夜明けを迎えた。
翌29日。
多分これは試験のプレッシャーだ。
「これ以上引き延ばしても体力を消耗するだけだ」と悟り、
予定を1日前倒しして受験することにした。
オンライン受験の「思い立ったが吉日」の柔軟性に、私は救われた。
試験開始前は「ウェブだから早く終わったら退出もできるな」
なんて余裕をかましていた。
最後復習をしていざ、試験開始。
最初の10問で、早くも冷や汗が流れた。
見直しチェック欄に、ほぼすべての印がつく。
「え、これ大丈夫……?」
結果、終わったのは残り3分だった。
合否の結果は、また後日。
【後編へ続く】
【ついでに気づいたこと】
・「AIの基礎でしょ?」と思って臨んだら、試験開始5分で冷や汗が出たらしい。なめていた。
・オンライン受験は「思い立ったら即受験」ができるらしい。前日倒しで救われることがある。
・試験前々日に眠れなくなるのは、プレッシャーをちゃんと感じている証拠かもしれない。



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