休職しても社会保険料は下がらなかった|標準報酬月額を確認したら、恨んでいた残業が傷病手当金の味方だった話

前に、最後の望みを9月の給与明細に託した。
休職で給与が減ったのだから、社会保険料も下がるのではないか、という望みである。

結果。
下がりませんでした。

まあ、そうよね。
トムさん(ChatGPT)とクロちゃん(Claude)にも「たぶん下がらない」と言われていたので、想定内である。

一方、傷病手当金(休職中に健康保険から出るお金)の方は、少しずつ分かってきた。
申請に必要なのは、クリニックに書いてもらう働けなかった期間の証明書、自分で書く申請書と同意書、会社に出してもらう勤務状況や給与の書類。
クリニック。
自分。
会社。
なかなかのチーム戦である。

健康保険組合に聞いたら、クリニックの書類には未来の日付は書けないとのこと。
なので、今までの分を先に申請して、残りはまた後で、という分割もできる。
私の病気休暇は、今のところ12月末までの予定だ。
書類集めを何回もやるくらいなら、全部終わってから一回で済ませたい。
請求できる期間にはまだ余裕があると以前聞いているので、ここは待つことにした。

そしてもう一つ。
総務の手の中にあると思っていた鍵、標準報酬月額である。
給料を一定の幅で区切った数字で、健康保険料や厚生年金の保険料、傷病手当金の計算に使われる。

総務に聞いた。
「どこに聞けばいいですか」
「経理に聞いてください」
えっ。
鍵は、総務の手の中にすらなかった。

経理に聞いた。
数字は教えてくれなかった。
代わりに、社内システムの道順を教えてくれた。
ログインして、照会、年金記録の照会、基金加入履歴詳細。
鍵は、経理の手の中にもなかった。
システムの奥の奥にあった。

傷病手当金の数字を探していたら、年金記録の中から出てきた。
どこにしまってあるのよ。

以前試算したときの標準報酬月額は、実際の数字と違っていた。
当然、試算もやり直しである。
実際の数字で、トムさんとクロちゃんに別々に計算してもらった。
二人とも、同じ金額に着地した。
打ち合わせでもしたのか。

つまり、こういうことである。
3・4・5月に残業する。
その残業代で、社会保険料が高くなる。
休職しても、その高さのまま据え置かれる。
ところが傷病手当金も、同じ数字をもとに計算される。
……なるほど。
毎年あれだけ恨んでいた残業が、今回は手当を押し上げていた。
加害者と恩人が、同一人物である。

恨みが消えたわけではない。
ほんの少し薄まっただけだ。
まあ、今回は許そう。

申請は、書類もクリニックへのお願いも、全部これから。
面倒そうではあるが、試算の金額を見る限り、やる価値は十分ありそうだ。
実際にいくら振り込まれるのか。
答え合わせは、来年になりそうである。

【ついでに気づいたこと】
・傷病手当金の申請は、分けても一回でもいいらしい。面倒くさがりは、迷わず一回を選ぶ。
・標準報酬月額は、総務でも経理でもなく、社内システムの年金記録の中にあった。
・社会保険料を高くした残業が、傷病手当金の方では味方だったらしい。恨みの行き場に少し困っている。

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