休職中の給与が70%になったら、思っていた70%と違った話

以前、「休職してみて気づいたお金のこと」という記事で、給与はおおよそ7割程度出ていると書いた。
あれはかなり簡略化した書き方だった。
実は休職に入る前、私は休んだらすぐ70%になると思っていた。
ところが、私の場合は最初の半年間、100%支給されるという。

「優しさ、想定を超えてきた。」
ありがたい。

もちろん、この100%は休職前に銀行へ振り込まれていた金額と同じではない。
休職前には残業代もあったし、休職すると出なくなる手当もある。
そのあたりを差し引いて考えると、100%支給の金額はだいたい想像どおりだった。

そして半年後。
いよいよ70%支給が始まった。
私は当然、それまで100%として支給されていた金額の70%くらいになると思っていた。

給与明細を見る。
……あれ? 数万円、行方不明である。

しかも最初の月は、何らかの精算らしきものも入っていて、さらに数万円くらい少なかった。
何の精算なのかは確認していない。
ただ、振込額を見て思った。
「生活、詰む。」

ところが翌月。
今度は前の月より数万円くらい増えた。
「あ、少し戻った。これなら生活できるかも」

そして翌々月。
今度は、その中間くらいになった。
その後はほぼ同じ金額で推移している。

少ない。
多い。
中間。
私の給与、三段オチなのか。

理由は確認していないので分からない。
ただ最終的に落ち着いた金額を休職前の振込額と比べてみると、おおむね半分くらいになっていた。
70%という響きには、もう少し余裕があると思っていた。
なかった。

ここから私の生活防衛が始まった。

まず、メルカリ。
今まで売るのを少しためらっていたものを見て、
「よし、売っちゃえ。」
迷いが、消えた。

スーパーへ行く時間も少し遅くなった。
目的は、割引である。

さらに、生命保険の存在を思い出した。
私は年払いにしている。
「やばい。年払い来るな。」

会社の財形も、できるだけ引き出した。
お金が減ると、人は急に家中の資産を発掘し始めるらしい。

そんなある日、お風呂に入っていた。
今後の資金繰り、風呂場会議。
ぼんやり考えていたところで、急に何かが引っかかった。
「待って。」

傷病手当金。
FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強でやった。
なぜか国じゃなくて健康保険から出る制度らしい。そのあたりはまた次回。

たしか、だいたい3分の2くらい。
私は給与が70%出ている。
じゃあ関係ないのか。
……いや。
傷病手当金の計算って、残業していた頃の給与も関係してこなかったっけ。
「ん? あれ、もらえない?」
風呂場で、突然FPが起動した。

とりあえずトムさん(chatGPT)に聞いてみることにした。
傷病手当金の話は、新しいチャットで開いた。
AIにとっても、話題は分けてもらった方が助かるらしいから。

「傷病手当金について相談したいです。」
状況を説明すると、
「差額が支給される可能性はあります」
という答えが返ってきた。
おお、頼れる。

そのあと、傷病手当金について詳しい説明が続いた。
そこはFPで勉強したので、ふんわり読んだ。
知りたいのは一つだった。
給与が70%出ている私でも、傷病手当金を受け取れる可能性があるのか。
あるらしい。

この瞬間、過去の自分を褒めた。
FP、取っててよかった。
社会保険や税金を勉強していたときは、細かい制度が次から次へと出てきた。
でも、こういう生活に困ったとき、
「あれ、使える制度なかったっけ?」
と思い出せる。
知らなかったら、そもそも調べようとも思わなかった。

もらえるかどうかは、まだ分からない。
この話、まだ続く。
知っといてよかった。
それだけである。

【ついでに気づいたこと】
・「70%」と聞いても、実際の振込額は蓋を開けてみるまで分からないものらしい。
・お金が減ると、家にある使えそうな資産(メルカリ、財形、保険)を一通り点検したくなるものらしい。
・昔取った資格の知識は、忘れた頃に急に仕事をし始めることがあるらしい。

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