復職の振り返りシート、実際に何を聞かれて何を書いた?

前回の記事で、産業医面談で泣いた理由をあとから考え直した話を書いた。
その面談の前に書いたのが、「振り返りシート」である。
うちの会社の場合、質問は全部で6項目あった。
休職の原因から自分の性格、今後の働き方まで。
せっかくなので、実際に何を聞かれて、私が何を書いたのかを紹介したい。

1.病気休暇・病気休職になった原因・きっかけ

私は大きく3つに分けた。

①診断書と業務調整の不一致
残業制限の診断書を出したが、継続的に十分な反映がされなかった。異動や業務調整についても計画通りに進まず、負荷が継続した。

②業務負荷の増加
担当業務に加えて追加の業務が発生し、業務量が増加。人員不足の影響もあり、業務量が適切に調整されなかった。

③体調の悪化と不安の蓄積
頭痛が強くなり、継続的に出るようになった。耳鳴りも出現。頭痛が続くことで、持病の海綿状血管腫への不安も出てきた。

ここは、なかなか濃い。
1問目から、休職までの経緯を総ざらいである。

2.調子を崩したときの身体のサイン

ここは「初期」と「休務直前・直後」に分けて書いた。

初期(2023年11月頃)
頭痛の発生。耳鳴りはなし。

休務直前・直後
頭痛が強くなり、継続的に出るようになった。耳鳴り、持病への不安。

こうして並べてみると、体調の変化が分かりやすい。

3.自分自身について考えてみましょう

ここでは、「自分の性格」「仕事への取り組み方」「上司や同僚との関係」について聞かれた。

自分の性格について、私は、「任された仕事は責任を持ってやりきろうとするタイプ。1度引き受けたことは途中で手を緩めにくい」と書いた。

ただ、これを書くとき、トムさんと少々もめた。
「え、任された仕事を責任持ってやるって、当たり前じゃない?」
当たり前ではないと言われた。
「いや、当たり前でしょ」
また否定された。
人間とAIによる、「当たり前」の押し問答である。

仕事への取り組み方については、業務量や役割が増えても継続して対応しようとして、負荷が蓄積したこと。
上司には体調を定期的に伝えていたこと。同僚とは協力して業務を調整していたものの、負担をお願いする場面が増え、心苦しかったことを書いた。

4.今後、どのように働き、どのように生きていきたいか

ここには4つ。

・体調を優先し、無理をしない働き方をする
・仕事と生活のバランスを保ち、安定して働き続ける
・できる範囲で学習を続け、スキル向上を図る
・体調が良くても無理をせず、決めた範囲で対応する

最後の1つは、今の私には特に重要である。
元気だと、元気な分だけ使おうとする。
体力の使い切りセールは禁止である。

5.再休職しないために気をつけること

私は3つに分けた。

労働時間・休憩・休息の管理
7時間半を超えて働かない。昼休憩を必ず取る。

体調変化への対応
頭痛や耳鳴りなどが出たら、無理せず早めに業務量の調整や相談をする。

業務量のコントロール
多いと感じたら抱え込まず、上司に相談する。

7時間半、昼休憩。うちの部署では、なかなか思うようにいかなかった。書いてみると、理想ばかりだった。理想、意外と難しい。

6.上司と共有してよいか

最後は、この内容を上司と共有してよいかという確認だった。
私は「共有して大丈夫です」にした。
これで全6項目、完成。

実はこのシート、最初は会社から、
「提出は不要です。産業医面談で話すために使ってください」
と言われていた。
つまり、自分用のカンペである。
それならもっと辛辣に、いろいろぶちまけてもいいのではないかと思った。

でもトムさんに相談すると、感情的に書くより、起きたことを整理して書いたほうがいいというようなアドバイスをもらった。
結果、かなり淡々とした振り返りシートが完成した。
提出しないけど。
そう思っていた。

産業医面談の約1週間前。
「やっぱり提出してください」
と連絡が来た。
やっぱり提出するんじゃん。
危なかった。
トムさん、ファインプレーである。

私の場合は、まず頭の中にあることをトムさんに全部ぶちまけた。
「こうだった」「あれもあった」と、とにかく出す。
そこから1つずつ事実を整理して、最後に「じゃあ、このシートにはどう書けばいい?」と文章にしてもらった。

話す係と、整える係。私は前者、トムさんは後者。分担、完璧である。

【ついでに気づいたこと】
・振り返りシートは、休職の原因だけでなく、自分の性格や今後の働き方までかなり具体的に聞かれた。
・「任された仕事を責任持ってやるのは当たり前」をめぐり、AIと押し問答することになった。
・提出不要と言われても、文章は誰に見られても大丈夫な状態にしておいたほうがいいらしい。少なくとも今回は、約1週間前に提出物へ昇格した。

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