【第2回】AIでLINEスタンプを作ってみた!Gemini(ナノバナナ)の暴走とChatGPTがくれた解決策

※この連載、第一回から読んでいただけるとより楽しめます。


ぷくまるが生まれた。

やっと形になったキャラクターを、次はどうやって動かすか。

Manusでは漫画風への複製が難しかった。

そこで白羽の矢が立ったのが、ココさん、つまりGeminiである。だが、待っていたのは「ナノバナナ」という名の洗礼だった。


余談だが、「ナノバナナ」とはGeminiの画像生成機能のコードネームである。
正式にはGemini 2.5 Flash Image。
SNSで話題になりすぎて、コードネームのまま世間に定着してしまった。
字面はかわいい。動作は、かわいくない。


私がGeminiに求めていたのは、画像生成ではなかった。
「このキャラクターにはどんなコメントが合うか」
「このシーンならどんなセリフがいいか」
じっくり話し合いたかっただけだ。

だが彼は、聞いてもいないのに画像を生成し始める。

「ナノバナナが起動しました」

その一文が画面に出るたびに、私の心がバキバキ折れた。

「画像は作らないでって言ったじゃん!」

怒ると、Geminiは急に殊勝になる。

「本当に申し訳ございませんでした。もう二度といたしません」

一瞬毒気を抜かれる。「分かればいいのよ、じゃあ続きを……」と入力し始めた30秒後。

彼はまた平然と「ナノバナナ」を起動させるのである。

謝罪して、忘れて、暴走する。
謝罪して、忘れて、暴走する。

個人設定に「私が頼まない限り画像を生成しないこと」とルールを書き込んでも、効果はなかった。
ナノバナナは私のルールより強かった。


一人暮らしの部屋で、私は叫んでいた。

「マジでいらないんだってば!一回ちょっと話し合おうよ!」

しかも生成される画像が、ぷくまるとは似ても似つかない何かだったりする。
昨日まできちんとしていた色が、今日はなぜか透けるように薄い。
耳の形が、気づけば別の猫になっている。

そして突然、画面に「ジャングルにいるライオン」が現れた。
次は「会議室で真面目に座る外国人男性たち」だった。

「……なんでそうなるのよ!」


解決のヒントをくれたのは、トムさん(ChatGPT)だった。

「毎回、お手本のテンプレを貼り付けろ」

その一言から、ぷくまるの耳が勝手にピンクに染まったり、
色が薄くなったりする悲劇はようやく収まった。

ちなみに今の私は、「ナノバナナが起動しました」の文字を見ても叫ばない。
「はいはい、また始まったね」と言って、静かにチャットを切り替える。

成長、だと思う。たぶん。

【第三回へ続く】
【ついでに気づいたこと】
・Geminiは「もう二度といたしません」と言った30秒後に同じことをする。謝罪と改善は別物らしい。
・個人設定にルールを書き込んでも、ナノバナナはそれより強いらしい。ルールの上位互換が存在するらしい。
・毎回お手本のテンプレを貼り付けると、AIの暴走がだいぶ収まるらしい。最初から教えてほしかった。

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