以前の記事で、産業医から勧められた課題図書を読んでみたものの、どうもしっくりこなかった話を書いた。
そのことをクリニックの先生に話したら、
「ああ、読まなくていいよ。」
と、あっさり言われたと。
当時の私は、「やっぱり今の私には合わないんだ」と受け取っていた。
医者のお墨付きで積読。
最強である。
ただ、あとになって気になった。
そういえば先生、なんで読まなくていいって言ったんだろう。
そこで今回、改めて聞いてみた。
先生によると、療養中にいろいろな情報を入れすぎると、「こうした方がいい」「あなたはこうじゃなかったんですか」というような話に、自分を当てはめすぎてしまうことがあるらしい。
新しく入れた情報が、かえって自分を責める材料になることもある。
だから今は、あまり情報を入れすぎない方がいいという。
ただし、ずっと読むなという話ではない。
ある程度回復して社会復帰したあとなら、改めて読むのはいい。
なるほど。
「読まなくていい」ではなく、
「今は読まなくていい」だったのだ。
そう言われて、思い当たることがあった。
YouTubeなどで、
「うつになる人には、こういう傾向があります。だから、こうした方がいいです」
という話を見ることがある。
私は「こうした方がいい」よりも、「私もこういう傾向がある。これができなかったから今こうなっているのかな」と、そちらに引っ張られることがある。
「先生が言ってるのって、こういうことですか?」
と聞いたら、
「そうそうそうそう。」
なるほど。
確かに今は、情報を増やすことが必ずしもプラスになるとは限らないらしい。
そして、この日はもう一つ相談した。
復職審査委員会に向けて、今、行動記録表をつけている。
休職していた人間を、実際に復帰させて大丈夫かどうかを審査する、その名の通りの会である。
何時に寝た。
何時に起きた。
昼寝した。
散歩した。
ご飯食べた。
そんなふうに、一日の生活リズムをざっくり記録する表である。
前回の産業医面談後から睡眠時間が不安定で、1時、2時まで起きている日もある。
それもそのまま書いている。
以前、トムさん(ChatGPT)、ココさん(Gemini)、クロちゃん(Claude)に、
「これって、いくらでも嘘つけるよね?」と話したことがある。
すると三人とも、言い方は違ったものの、
「書こうと思えば書けるけど、復帰したあとにつらくなる可能性もあるから、正直ベースで書いた方がいい」
という結論は同じだった。
AIの皆さん、実に真面目である。
ところが先生は、
「え、そんなの適当につければいいんじゃないの。」
……え。
「いいんじゃないですか。適当で」
という。
AI三人が真面目に「正直ベースで」と言っていた横から、主治医が「適当でいい」。
さすが、うちの先生である。
一番慎重に言いそうな立場の人が、一番緩かった。
というのも、この先生には前科がある。
以前、産業医面談を控えていた時、
「面談で緊張した場合、どういう気持ちで臨めばいいんですか?」
と聞いたことがある。
先生は少し考えて、
「漢方飲めばいいんだよ。」
……漢方って、そんな即効性あるんかい。
私はこれまで、そうじゃない漢方と人生をやってきたんですけど。
「いや、薬じゃなくて、気の持ちようとか考え方を聞きたいんです」
と言った。
先生は、もう一度考えた。
「うーん、やっぱ漢方だね。」
漢方、強い。
今回、「読まなくていい」の理由は、聞いてみたら今回、「読まなくていい」の理由は、聞いてみたらかなり納得できた。
情報は、入れるタイミングによってはマイナスに働くこともある。
行動記録表も、そんなにかしこまらなくていいらしい。
そして産業医面談で緊張したら、漢方。
最後だけ、まだよく分からない。
【ついでに気づいたこと】
・情報は、入れるタイミング次第でマイナスに働くこともあるらしい。
・AI三人より主治医の方が、行動記録表についてはだいぶ緩かった。
・産業医面談で緊張したら、漢方らしい。まだよく分かっていない。

