約1年ぶりの復職初日、大雨でいきなりリモートになった話

金曜日、復職のOKが出た。

うちの会社は、ここからが早い。
OKが出れば、次の出勤日から復職である。

つまり、月曜日から仕事。
約1年ぶりである。
さすがにちょっと気張っていた。

ところが日曜日、月曜日の天気予報を見たら、雨だった。
しかも、かなりの雨。
朝から降水確率100%。
昼前から夕方には、雷を伴って非常に激しく降る可能性まで出ていた。

約1年ぶりの出社予定日。

歓迎にしては水量が多い。

すると上長からSlackが来た。
「明日、リモートにした方がいいんじゃないかな」
そうします。
即決である。

正直、ちょっとホッとした。

気張っていたぶん、出社が一日延びるだけでも気持ちはかなり楽になった。
私、持ってんな。

その後、会社からも、リモート勤務ができる人は極力リモートにするよう正式な通知が出た。

空、本気である。

こうして約1年ぶりの復職初日は、自宅から始まることになった。

月曜日。
9時5分から担当内のミーティングがあったので、それに合わせてTeamsをつないだ。

「お久しぶりです。またよろしくお願いします」

このミーティングの参加者は知っている人たち。だから一人ずつ挨拶をした。
みんな笑顔で迎えてくれた。ありがたい。

その日はWeb会議が多く、私はひたすらそれを聞いていた。
そして会議の最後。

「その他、皆さんから何かありますか?」と。
ここで迷った。

これは私が復職の挨拶をするところなのだろうか。

でも、それまで皆さん、普通に真面目な仕事の話をしている。

そこへ突然、
「どうも、約1年ぶりです。またよろしくお願いします。」

と登場するのも違う気がする。
黙った。

次の会議でも、最後にまた聞かれた。 
「その他、みなさんから何かありますか?」

また来た。
そしてまた黙った。

復職初日、挨拶の機会を二度見送った。完全に、機を逃すプロである。

そんなことをしていたら14時になった。
初日終了。

まあまあ疲れた。

すると、すぐ上長から電話がかかってきた。
「大丈夫? 頭痛くない?体調どう?」

ありがたい。全然大丈夫だったことを伝える。 
ついでに、今日あった会議の最後に挨拶するべきか二回も悩んだことを話した。

すると、
「そんなの別にいいよ。しれっと戻ればいいから」

しれっとでよかったらしい。
二回も悩んだ時間を返してほしい。

だが、初日はまだ終わっていなかった。

そして、もう一つ気になっていたのが睡眠だった。
翌日は、いよいよ本当に出社する。

14時に終えてから眠かった。

だが、ここで寝るわけにはいかない。
昼寝をして夜眠れなくなる方が困る。

眠いから寝たい。
夜寝たいから今は寝ない。

睡眠のために睡眠と戦う。敵は自分。しかも眠い。
その甲斐もあって、その日は12時前には眠れた。

約1年ぶりの復職初日。

大雨で出社はせず、
挨拶を二度見送り、
昼寝も見送った。

本当の出社は、翌日である。

【ついでに気づいたこと】
・気張っていたぶんだけ、一日延びると気持ちがかなり楽になった。単純な性格らしい。
・挨拶するべきか二回も悩んで、二回とも黙った。でも、しれっとするのはもともと得意技だった。無駄な考察であった。
・眠いから寝たいのに、夜寝たいから今は寝ない。睡眠のために睡眠と戦うことになるとは思わなかった。

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