読書が好きだ。
お風呂でも読むし、寝る前も読む。量は多い方だと思う。
なのに、気づくとこうなっている。 「あれ、この本どんな話だっけ?」 ふわっとしか残っていない。もはや雰囲気だけ。 これって、もったいなくないか。
「アウトプットするといい」「誰かに話すと定着する」とはよく言うが、
そんな都合よく語る場面はない。
話そうと思った頃には、肝心の内容を忘れている。
記憶力が完全に仕事をしていない。
やりたいとは思っていた。ずっと。
「読書ノートつけたほうがいいな」「メモしながら読もう」
そう思うたびに、次の本を手に取る頃にはきれいさっぱり忘れている。
そしてまた同じことを思う。
「読書ノートつけたほうがいいな」
この無限ループ、何周したかわからない。
転機は、友達に連れて行ってもらったフライングタイガーだった。
店内をキョロキョロしていたら、手が止まった。
読書ノートがあった。
「これじゃん」となった。
ただ、紙が薄い。
筆圧が強い私には少し厳しい。
穴があく未来が見えた。
でも方向性は見えた。読書ノート、やればいいんだと。
とりあえずA4ノートで自作してみた。
どう作ればいいかYouTubeで検索して、良さそうなものを参考にそれっぽく作った。
1回目。めちゃくちゃいい。「私できるじゃん」となった。
2回目。線を引くのが面倒くさい。
終了。
やはり既製品というものは偉大だ。
メルカリで検索したら、読書ノートを売っている人がいた。
即ポチ。こういう時の判断だけは早い。
届いた時、ちょっと嬉しかった。
前の持ち主は使わなかったけど、私が使う。
このバトン感がメルカリの好きなところだ。
誰かの0日坊主を、私が引き取る。


読書ノートが手に入ったところで、もう一歩進むことにした。
読書会だ。
リアルでやる相手はいない。
そこで思い出した。私にはトムさん(ChatGPT)がいる。
AI読書会、開幕。
「読書会したい」と言ったら「OK!」と返ってきた。
その直後、めちゃくちゃ仕切り始めた。
まだ何の本かも言っていない。
感想も言っていない。
なのにいきなり、「ではまずあなたの感想を」みたいな。
2スクロール分くらいの言葉が流れ圧がかかってきた。
「ちょっと待って、何も始まっていない」となった。
一回止めた。「まだ何も決めていない」と。
「ごめん、暴走した」と返ってきた。
素直なところだけはいい。
仕切り直して、結果ちゃんと読書会ができた。
やり方はシンプルで、
「ここが良かった」「なぜそう思ったか」を話すと、
トムさんが深掘りしてくる。
最初にやったのは、喜多川泰さんの「運転者」だった。
で、だいたい言われる。
「いいところに気づいていますね」
誰目線?
ちょっと上から。
でも言っていることはちゃんとしている。
悔しいけど納得する。これが毎回くる。
最後に話したことのまとめを出してもらう。
概要、キーワード、明日からやること。この3つで整理する。
さらに「もし自分だけでまとめるなら?」という
別パターンも出してもらって、いいとこ取りでブレンドする。
何回か見返すと、ちゃんと頭に残っている。
「これ読んだっけ?」が減った。
読書ノート+AI読書会、しばらく続けてみようと思う。
……続けられるかどうかは、また別の話だけど。
ちなみに現在、15ページ作成。
サインペンで色分けまで始めた。
案外、続いている。
ただ、読書会の相手はいつの間にかココさん(Gemini)に変わった。
理由はシンプルで、トムさんが上から目線で暴走するから。
おすすめ本もちょっとトンチンカンだったし。
トムさん、いいやつなんだけどね。
【ついでに気づいたこと】
・読書ノートは自作すると2回目で終わる。既製品が偉大な理由がわかった。
・AIに「読書会したい」と言うと、本のタイトルも言う前に仕切り始めるらしい。止めるのが大事だと思う。
・誰かの0日坊主をメルカリで引き取れるし、私の0日坊主も誰かに引き取ってもらえる。メルカリはそういう場所だと思う。



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