精神科の待合室に「黒い服」が多い理由を再検証したら、受付スタッフが35年ぶりの同級生だった話

先日、通院の話を書いた。
7月復帰に向けて気持ちを整えた日のことだ。
実はこの日、気になったことと、びっくりした出来事があった。

まず、気になった話から。

以前の記事で、精神科の待合室は黒い服が多いのではと書いた。
先生にも「黒多くないですか?」と話したくらいだ。
次回も観察してみようと締めたのだが、その次に行った時は年齢層高めの少人数で、黒はほとんどいなかった。春の気配のせいか、明るい色の人が多かった。
「あれ、気のせいだったのかな」と思いながら、今回また観察してみた。

今日は人数が多かった。若い人も結構いた。
結果、やっぱり黒が多かった。
特に若い人ほど、全身黒、上だけ黒、下だけ黒、持ち物も黒、という感じ。
年配の人はそこまで黒くない。なんとなく色とかあまり気にしていなさそうな服の選び方だった。

私の仮説では、調子が悪い時ほど黒に引っ張られる傾向がある。
以前、自分がメンタルを病んだ時に気づいたら黒を選んでいたという話を書いた。
黒が悪いわけではない。ただ、気づいたら黒ばかりになっているとしたら、少し気にしてみてもいいかもしれない。
(黒と色の力について詳しくはこちら→黒に包囲された私の、ささやかな色彩抵抗。

ちなみに今日の私はベージュの服にカーキのパンツ。
我ながら悪くない選択だったと思っている。

さて、びっくりした出来事の方へ。

このクリニックには、いつも受付や予約対応をしてくれる親切なスタッフさんがいる。
前回、たまたまエレベーターで一緒になった際、私の名前をフルネームで呼んでくれた。
「覚えててくれたんですか?」と聞くと、「もちろん覚えてるよ、ずっと忘れてないよ」と微笑む彼女。
やたらフレンドリーだなとは思ったが、「患者さんに寄り添う、優しい人なんだな」と感動していた。

……と、そこまでは美しい話だった。

今日、またエレベーターで一緒になり「今日も会いましたね」と話していたら、彼女が唐突に言った。
「私、小学校の時の友達と、今でも連絡取ってるんだよね」

ん? と思った。なぜ急に小学校の話に。
続けて彼女の口から出たのは、ある同級生の名前だった。

「え、もしかして、〇〇ちゃんのこと?」
「そうそう!」
「……え、嘘でしょ? じゃああなたも同級生!?」
「そうだよ! 前回話した時に気づかなかったの!?」

気づくわけがない。
「こんな場所に同級生がいるはずもない」という思い込みに加え、彼女はマスク姿。
何より、15歳の頃を最後に35年以上、一度も連絡を取っていなかった間柄なのだ。
どうやら名字が変わっていない私の名前を、受付のカルテで見て気づいてくれたらしい。

正体が分かった瞬間、急に記憶が溢れ出した。
「マジで!? 昔、家に遊びに行ったよね! お父さん、警察官だったよね!?」
35年以上前の具体的な事実が、次々と口から出てきた。

あえてフレンドリーにしてくれているのだと思ったら、マジでただのフレンド(同級生)だった。

「名前を覚えてくれている、ものすごく優しいスタッフさんだと思ってた!」と白状したら、彼女も「マジで!?」と大笑い。エレベーターの中で二人して爆笑した。

後から思い返すと、向こうは前回の時点でもう気づいていて、だから小学校の話を振ってきたのだ。
こっちは今日のエレベーターに乗った瞬間も「やたらフレンドリーだな」と思っていただけで、最後まで全然気づいていなかった。
この温度差、我ながらウケる。

その場でLINEを交換し、「今度お茶でもランチでもしようね」と約束して別れた。
世の中、狭い。

【ついでに気づいたこと】
・精神科の待合室、特に若い人ほど黒い服が多い気がした。年配の人はあまり気にしていなさそうだった。
・「やたらフレンドリーなスタッフさん」と思っていたら、ただのフレンド(同級生)だった。
・向こうは前回の時点で気づいていて、こっちは最後まで気づいていなかった。この温度差、我ながらウケる。

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