先日の記事で、休職中の給与が70%になり、思っていたより手取りが減った話を書いた。
そこで思い出したのが、ファイナンシャルプランナー(FP)の勉強で習った傷病手当金だった。
トムさん(ChatGPT)に聞いてみると、給与が出ている私でも差額が支給される可能性があるという。
やった。
となれば、次に気になることは一つである。
「で、私、いくらもらえるの?」
制度を知ったら、次は金額が気になる。生き物として自然な流れである。
こういう時のためのトムさんである。
給与の金額をざっくり伝えて、計算は丸投げした。
100%の月は、差額なしっぽい。
70%の月は、差額ありかも。
月ごとに、答えが変わる。
つまり、「給料の3分の2を出します」みたいな単純な話ではない。
FPの勉強、いきなり実践編である。
しかも初手から応用問題が来た。
FPのテキストでは、こんなに給与が右往左往していなかった。
ただし、ここまでの計算はあくまで概算だった。
傷病手当金の計算には「標準報酬月額」というものを使う。
毎月の給与は残業代などで変動するが、保険料や給付金の計算では、その変動をならして一定の等級に当てはめた金額を使う。
実際の手取りとは別物、というのがポイントだ。
これもFPで習った。
名前も知っているだけだが、計算に使うことも知っている。
問題は、
自分の標準報酬月額を知らない。給料明細に書いていないからだ。
知識はそろった。
数字がない。
惜しい。
トムさんからも、
「標準報酬月額が分からないと、正確な金額は出せない」
と言われた。
次に、申請に何が必要かも覗いてみた。
すると、クリニックの先生に書いてもらう書類がある。
……これ、お金かかるやつでは。
診断書でもお金はかかっている。
もし傷病手当金がほんの少ししか出ないのに、書類をそろえるためにお金と手間がかかるなら、話が変わってくる。
1,000円もらうために、それ以上使ったら何をしているのか分からない。
そこでトムさんと、
「いくら以上なら動く価値があるか」
というボーダーラインを考えることにした。
もはや傷病手当金の話というより、損益分岐点会議である。
だが、その判断をするにも、やはり自分の標準報酬月額が必要だった。
では、どこに聞けばいいのか。
候補は会社の総務か、健康保険の問い合わせ窓口。
総務。
ちょっと嫌である。
休職中に問い合わせるのは、なんとなく気が引ける。
一方、健康保険の窓口。
知らない人である。
急にハードルが下がった。
知らない人、ありがたい。
その日は夜だったので電話はできなかった。
「じゃあ、明日電話してみよう。」
決断が早い。
思えば私は、メルカリを始めるまでにずいぶん時間がかかった。
ブログだって、始めようと思ってからなかなか始めなかった。
ところが今回は、翌日である。
お金が絡んだ瞬間、私の行動力が別人になった。
やればできるじゃないか。
どうやら私を動かすのに必要だったのは、やる気ではなかったらしい。
金である。
この話、まだ続く。
【ついでに気づいたこと】
・資格の知識は全部覚えていなくても、「そういう制度があった」と思い出せるだけで役に立つことがあるらしい。
・教科書では分かったつもりでも、自分のケースを当てはめた途端に応用問題になる。
・私の行動力は、お金が絡むと急に性能が上がるらしい。

