【第3回】AIでLINEスタンプを作ってみた!GeminiとChatGPTの役割分担とチャット切り替え術

※この連載、第一回から読んでいただけるとより楽しめます。


【第三回:役割分担の発見】

解決のヒントをくれたのは、YouTubeだった。

本気AI」というサイトで知ったのだが、
AIとの会話は、古いノートに似ている。
同じノートにごちゃごちゃいろんなことを書き続けると、
AIは毎回最初のページから全部読み直して文脈を把握しようとする。
情報が多ければ多いほど、いらないものまで拾ってくる。
回答がなんとなくズレてくるのは、そのせいだった。

だから話題が変わったら、新しいノートに切り替える。
フレッシュな状態でまた始める。
それだけでいい。

半信半疑で試してみた。
ナノバナナが起動した瞬間、静かにチャットを切り替える。
それだけで、だいぶ平和になった。

衝撃だった。
こんな方法があるのか、と。
自分がいかに知らないことだらけか、と。

さらに面白いことに気づいた。
新しいチャットに移ると、同じAIでも少し性格が違う。

Geminiだけの話ではない。ChatGPTもClaudeも同じだ。

同じ「画像から文字だけ取ってほしい」という依頼をしても、
「はい、わかりました」とすぐ処理してくれるところもあれば、
「それは私にはできません」とあっさり返してくるところもある。

一番笑ったのは、引き継ぎの場面だった。
チャットがいっぱいになるタイミングで次のチャットに移る時、
そのまま新しいチャットを開くと、また一から説明し直しになる。
キャラクターの設定、これまでの経緯、決めたこと全部。
それが地味につらい。

そこで前のチャットに「引き継ぎ書を作って」と頼む。
これまでの流れや決定事項をまとめてもらって、
それを新しいチャットにペタッと貼り付ける。
そうすると説明し直しがいらない。

ただ問題がある。
新しいチャットが、その引き継ぎ書の内容をバッサリ否定してくることがある。
「ちょっと方向性を変えましょう、これは良くないと思います」

いやいや、さっきのあなたが決めたんですけど。

「前回はそう言ったかもしれませんが、私は違う意見です」

兄弟みたいだな、と思った。
前の子が決めたことを、次の子が覆す。
最近はもう「性格が違うからしょうがない」と思うようにしている。
というか、だんだん楽しくなってきた。

そしてもう一つ、じわじわと見えてきたことがあった。
役割分担、だ。

Geminiが何度言っても相談モードに入れないから、
試しにChatGPTで同じことを聞いてみた。
するとすごく良くて、あ、これ分けたほうがいいんだ、とわかった。
画像生成はGemini、相談と構成はChatGPT。

この違いが一番わかりやすく出たのが、スタンプの文字問題だった。

ワクワクしている猫の画像に「わくわく」と小さく文字を入れる。
Geminiは「かわいい、すごくいい」と言う。
ChatGPTは「雑音です、取りましょう」と言う。

どっちが正しいのか。

私はChatGPTの意見を採用した。
理由はシンプルで、構成や順番をChatGPTに任せていたから、
全体のバランスを一番把握しているのはそっちだ、と思ったのだ。
バッサリ「文字入ってます、削りましょう」と言ってくる潔さも、
まあ、信頼できると思った。

ほんの少しだけ残したものもある。
でもそれは、ほんの少しだけだ。

喧嘩して、試行錯誤して、最終的に私が出した答えが「適材適所」だったわけだが、
それを理解したのは私であって、AIではない。

……たぶん。

【第四回へ続く】


【ついでに気づいたこと】
・AIは同じチャットで話し続けると、いらない情報まで拾ってくるらしい。古いノートに似ている。
・引き継ぎ書を作って新しいチャットに貼ると、一から説明し直さなくて済むらしい。ただし否定してくることがある。
・GeminiとChatGPTは同じことを聞いても答えが違う。どっちが正しいかは、自分が決めるしかないらしい。

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