前回の記事で、クリニックの先生にいろいろ相談した話を書いた。
課題図書については「今は読まなくていい」。
復職に向けた行動記録表については「そんなの適当でいい」。
そして、実はもう一つ相談していた。
薬である。
前回すでに漢方はやめてもらっていたが、まだ他に3種類飲んでいた。
できれば、これも減らしたい。
理由の一つは薬代だった。
ちなみに私の場合、4月には薬代だけで6,710円かかった。
飲み忘れなどで残っていた薬を調整してもらって、この金額だったと思う。
収入が減っている身には、なかなか大きい。
そこで先生に、
「薬なんですけど、もう少し減らしたいんですよね。」
と相談した。
薬代が結構きついことも、そのまま話した。
それに、耳鳴りの薬も飲んでいるけれど、飲んでいても耳鳴りは出る。
それなら、もう飲まなくてもいいんじゃないかと思っていることも伝えた。
先生は、
「そうか。じゃあ食後の薬、2種類にしようか。」
と言った。
あ。
まだ2種類あるのか。
ここで、もう一声いってみた。
「先生、そこなんとか1種類になりませんかね。」
完全に値切り交渉である。
先生も、
「うーん……1種類か。」
と悩み始めた。
「どっちにしようかな。」
と考えた末、
「やっぱりこっちだな。これ1個だけにしよう。」
1種類になった。
交渉成立。
「ありがとうございます。」
診察室で薬を値切る日が来るとは思わなかった。
今回の薬代は2,610円。
診察代1,380円と合わせて3,990円だった。
4月は薬代だけで6,710円だったので、金額としてはかなり違う。
もちろん処方内容も違うので単純には比べられないが、財布としてはありがたい。
よし。
薬も1種類になった。
そこで、ふと思った。
「ちなみに私、薬ってあとどれくらい飲まなきゃいけないんですか?」
私はなんとなく、復職したら薬も終わるつもりでいた。
先生はあっさり言った。
「復帰してから最低でも半年は飲むよ。もうちょっと長いかもしれないけど。」
「え、そんなに?」
話が違う。
いや、誰ともそんな話はしていない。
「私、復帰したらもう飲まないつもりでいたんですけど。」
「うん、飲むよ。」
先生によると、前回の産業医面談のあと、言われたことがきっかけで食欲が落ちたり、また睡眠が不安定になったりしたことも理由の一つらしい。
一人の人に言われたことで、それだけ体調に影響が出る状態なら、まだ薬は必要だと思う。
そう言われた。
ぐぬぬ。
言われてみれば、実際にそうなっている。
反論材料がない。
前回の記事では、行動記録表について、
「そんなの適当でいいんだよ。」
と言っていた先生である。
産業医面談で、もし緊張したらどうしたらいい?と相談した時には、
「漢方飲めばいいんだよ。」
だった。
ここもそのくらいの感じでお願いしたかった。
ところが薬については、急に慎重である。
1種類まで減らす値切り交渉には成功した。
しかし、服用期間は最低でも復職後半年。
そこは値切れなかった。
【ついでに気づいたこと】
・薬を減らすことと、薬をやめられることは別の話らしい。
・行動記録表は「適当でいい」だったが、薬のことになると急に慎重だった。
・診察室で薬を値切るという体験、そうそうできるものではない気がする。

