復職して、最初の1週間が終わった。
初日は大雨でまさかのリモート。
翌日、ようやく初出社した。
そして、その後も会社に通った。
まだ4時間勤務なので、仕事そのものは本格始動という感じではない。
仕事という名の助走に、そろそろ入ったくらいの感覚である。
Web会議に参加したり、会社でメインに使っているCopilotを触ってみたり。
久しぶりにWeb会議に参加すると、
「ああ、そうそう。会社ってこういう感じだった」と、少しずつ思い出してくる。
もちろんその前に、パソコンやiPadの再設定も必要だった。
iPadでもTeamsのWeb会議に参加できるようにしようとしたら、まずはOSのバージョンアップ。
それが終わったら、今度はアプリのバージョンアップ。
そして出てくる、パスワード。
「……パスワード、なんだっけ」
もちろん再設定。
1年ぶりの仕事は、仕事から始まらない。
まずはアップデートとパスワードからである。
朝の支度もそうだった。
起きたら、まずラジオ体操。
朝ごはんはプロテインとナッツ。
そして会社へ行く。
もはや出社前の儀式である。
約1年やっていなかったのに、何日か繰り返しているうちに、昔の時間配分を体が思い出してきた。
体だけは律儀に覚えていた。
頭はさっぱりなのに。
ただし、体力のほうは話が別だった。
前回も書いたが、夕方4時から5時ごろになると、ものすごく眠い。
とにかく眠い。
しかし、ここで寝たら夜に眠れなくなる。
そこで現在、私が採用している眠気対策がある。
座らない。
非常に原始的である。
会社が終わったあと、そのまま街中をぐるぐる歩く。
コーヒーを飲むと夜眠れなくなりそうなので、15時以降はコーヒーも飲まない。
普段は頼れる相棒も、この時間からは敵に回る。
家に帰ってから眠くなったら、少しスクワットをすることもある。
眠いのにスクワット。
もはや誰と戦っているのか分からない。
復職したら仕事を頑張るものだと思っていたが、今のところ夕方に寝ないことを頑張っている。
そんなことを繰り返して迎えた木曜日の夜。
ふと思った。
「やっと金曜日だ」
……あ。
これ、知ってる。
毎週のように待ちわびていた金曜日である。
あの感覚だけは、鈍っていなかった。
一方で、この数日、頭痛がちょいちょい出てきた。
頭が、律儀に「まだ本調子じゃないぞ」と自己主張してくる。
最初の1週間は、体験入部くらいの気持ちでいた。
1年ぶりに行くこと自体が、まずゴール。
急いで壊れても誰も得しない。
来週も、1週間行けたらまたゴール。
・金曜日を待ちわびる感覚だけは、1年経っても鈍っていなかったらしい。
・眠気対策は座らない、コーヒー断ち、スクワットと、地味な工夫の積み重ねだった。
・1週間行けたらゴール、また来週も1週間行けたらゴール。そうやって積み重ねていくものらしい。

